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トルコリラ円 半額バーゲンの理由②

なぜトルコリラが半額になったのか?

 

ここ数年下落している大きな要因について、トルコ中銀が政策金利を上げないからと前回は説明いたしました。

また上げない理由は政府にあると説明しましたが、

 

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現在トルコの大統領はエルドアンという男性です。

 

彼非常に優秀で2014年8月に大統領になるまで、No2の首相として10年以上勤めあげました。当時のトルコは国力も強くなく、外交力もうまくなかったのですが、

エルドアン氏は優れた外交力で各国と良好な関係を気付き上げ

彼しかいないと思われて大統領になった人物です。

 

ただ、近年が少し独裁政治ともとれる動きをしており、

支持率も低下して昨年の2017年に行われた大統領選ではわずかに過半数を上回り当選して再度行われたらおそらく再選はないだろうと思われております。

2017年の選挙もいくつもの怪しいことがあったんですが、、それはさておき。

 

そんなエルドアン大統領は政策金利を非常に下げたがっています。

何度もインフレを止めるためには政策金利を下げるべきだと発言し、そのたびトルコリラが暴落しているのですが、

 

彼がそこまで下げたがる理由は支持率を上げたいからだといわれており、

政策金利を下げる

⇒銀行はお金を借りやすくなり、企業にも貸しやすくなる

⇒企業はお金を借りやすくなり事業がやりやすく都合がいい

⇒その政策をする大統領を企業は支持する

 

からだろうと思われてます。

もちろんエルドアン大統領は、そんなことは言わず、インフレを止めるためと言ってますが、

 

誰か彼の暴走を止めてほしいのですが、

ただ、エルドアン大統領は強気な政治を行いアメリカに対しても決して屈したりはしません。プーチン大統領みたいなんです。ちなみにプーチン大統領とはうまが合うようで、関係は良好です。

 

そんな国際的に地位を気付きあげているエルドアン大統領に対抗できる政治家は現在トルコにはおらず、(いや出る杭は排除されるのもあるのですが、)誰もとめられない状況というわけです。

 

中銀は、世界の金融人から非常にたたかれており、

「トルコ中銀に金融を理解しているものはいない」など酷評されてます。

ただ、中銀も政策金利を上げなくてはと思っているのですが、怖くて逆らえないのが現状だと思われてます。

 

恐れるなと思いたいですが、2016年にあった政治へのクーデターの結果
軍関係者、検察当局や判事など司法関係者の約7,500人以上が拘束され、
警察官約7900人、地方の知事や首長30人を含む公務員8700人が解任されたくらい、

厳しい罰が待っているとなると中銀も動けないみたいです。。。