米国務長官解任
トランプ大統領がティラーソン米国務長官の退任を発表しました。
筆頭閣僚の退任は以前からささやかれていたものの、トランプ政権内の外交・安全保障方針を巡る亀裂が修復しがたいレベルに達した証しであり、政権運営の不安定化は必至な情勢だ。
ティラーソンさんは、石油企業経営トップとして各国と人脈を築いてきた方ですが、トランプ大統領と意見が食い違う事もしばしみられ、北朝鮮への外交問題に関しては対話案で進めたいティラーソンさんを武力行使も惜しまないトランプさんは「時間の無駄」と公然と批判しておりました。
後任はCIA長官のポンペオさん。
北朝鮮への外交に関してはトランプさん同様強硬派。
トランプ政権は今月既に、コーン国家経済会議委員長を解任しています。
また、ティラーソンさんはマティス国防長官やムニューシン財務長官とともに、誰か1人が退任する場合は他の2人も辞任することを誓っていると伝えられておりさらにトランプ政権が不安定となる可能性がでてきました。
市場は
・ティラーソンさんが急遽解任されてポストが不在になっていること
・北朝鮮問題は落ち着く流れでしたが、後任に指名されたポンペオさんの考えもあり読めなくなってきたこと
・ティラーソンさんとともに辞任する重役がいる可能性がある事
を懸念し一気に円高に転換。
米国株式市場も前日比ー171円と下落。
さらにトランプ大統領は中国に300憶ドル相当の輸入税を検討との報道もあり先が見えない一日になりそうです。
14日本日は昨日と違い様子を伺いながらになりそうです。