トルコリラ円 FX過去13年
こんにちは、3/4日週の市場はトランプ大統領の関税案に対し世界の各国が驚かされ、この案結局導入される形となり、今後貿易戦争がはじまりそうです。
一方で北朝鮮が核廃止をほのめかしており、去年の大きな地政学的懸念だった問題が1つ解決に向かいそうです。
今回は、話変わってトルコリラのお話
■トルコリラ円
まずは見てくださいこのびっくりするくらいの滑り台を
こんな暴落があっていいのでしょうか?
なぜこんなことになってしまったのでしょう?
[2004年まで]
リラはハイパーインフレに悩まされており、
IMF(国際通貨基金)という為替相場の安定を活動目的としている組織の監視下に置かれていました。
[2005年]
そこでトルコはデノミ(通貨単位を変更または新通貨設定)を実施し新トルコリラを発行しました。
その結果為替レートは上昇しはじめました。
[2006年]
EUに加盟したいトルコはEU側を加盟に向けた交渉を開始します。
その際、IMFは「トルコ経済は良好だよ」と言い、トルコがEUに加盟できる期待と経済が良好なことからトルコリラはさらに上昇しました。
[2008年]
9月15日に起こったリーマンショックの影響で大暴落。
[2009年]
トルコがG20に参加したこともあり暴落がとまりました。
[2010年]
ただ市場はリスクオフトレードの傾向が強く、円高が始まり再び下落しました。
[2012年]
アベノミクスにより円安トレンドに変わったおかげで上昇。
[2013年]
経済成長率低下の懸念がある中で反政府デモが勃発、そこにシリア紛争も飛び火して、
再び暴落。
[2014年]
1月、見かねたトルコ中銀が政策金利の大幅上昇を発表
7.75%→12%(4.25%引き上げ)
その結果14年は上昇することになる
[2015年]
回復の兆しが見えないトルコ経済成長に加え6月に総選挙が控え、
市場はリスクオフの傾向で下落。
[2016年]
経済の回復がみられ、政治も良好に進んでいた一方で
高いインフレに対する懸念で通貨事態は下落。
また、イスラム国などの中東問題の影響も相まって下落。
[2017年]
米国の経済が良好なことから世界的に円安傾向。
投資家がリスクテイクの投資をしたことで、トルコリラ上昇。
そんなこんなで、トルコリラは振れ幅が大きい通貨です。
ではなぜ買うのかというと、多くの投資家は非常に高いスワップポイントみ魅了されていることと、そろそろ底が来ているのでは?という思いがあるみたいです。
【まとめ】
トルコリラここ10年下落していて危険だけど、スワップポイントすごいし、もう底じゃないかなと思う投資家に人気。
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