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現在、地政学的不安弱め!円安

化学兵器をつかったシリアへの攻撃に関して、トランプ大統領がフランス、イギリスと最終決定を行う。(今日は攻撃しない)と発言したことで、リスク軽減。

 

現在地政学不安がほぼなくなり、一気に円安に動いています。

 

・シリア問題は今後同盟国と協議するし、シリアの裏にいるロシアとも連絡はとる。

実際は攻撃はないのでは?との見方もできます。

・米中貿易戦争は、いろいろ関税は掛け合うが、話し合いで落としどころを見つける様子。

・イギリスのEU離脱は今のところアップデートなし。

・安倍首相辞任への懸念は、森友問題が盛り上がらなくなってきてフェードアウトしそう

・トランプ大統領の重役を辞任させていき独裁が始まる可能性は今後あり

 

 

現在はとくに投資の上で懸念する点がすくない状況です。

 

シリア ミサイル攻撃回避

WHOの報告によると、今月7日シリア政府が反体制派の拠点に対する空爆で「毒性の強い科学薬品を使用した原因で43人が死亡、500人以上が治療を受けている」と発表。シリア背後にいるロシアにも批判があつまりました。

 

この科学薬品を使用したことをアメリカが強く批判し、トランプ大統領は「シリアにミサイルが向かう」とシリアのアサド政権を支援するロシアに対し批判のツイートした。

それに対しロシアがアメリカに対し「アメリカから発射されるミサイルはすべて撃墜し、発射地も攻撃する」と警告。

 

アメリカは攻撃態勢をひいており、イギリスも軍隊を向かわせる事態に発展しておりました。

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これが今日のお昼までの状況。

 

市場はさすがのアメリカも攻撃はしないでしょう、と思いつつもリスク回避の傾向がみられておりました。

 

しかし、先ほどロシア大統領府のコメントで「アメリカとロシアは摩擦を避けるための電話連絡を活発にとっている」「シリア情勢のこれ以上の緊張を避けることが極めて重要である」との情報が伝わる中、アメリカとロシア間の地政学的懸念が低下されております。

 

 

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トルコリラにご注意を

トルコリラの下落がとまりません。

 

あまりの下落ぶりにトルコ中銀は本日トルコ中銀は中立です!と声明をだしました。

 

どういうことかというと、以前の記事をご覧の方はお分かりかと思いますが、

トルコリラが下落しているのはトルコがインフレを起こしているからで、

本来であれば打開策として中央銀行が政策金利を引き上げるのが世界の金融界のセオリーとなっていますが、トルコの大統領エルドアンが自分の支持率を上げる為に、

トルコ中銀に圧力をかけて政策金利を上げないようにしている現状です。

 

そもそも中央銀行というのは政府から離れて、中立でないといけない立場なのに、政府からの圧力に屈している状況となってます。

 

屈している以上トルコリラは下がるわけで、現在米中貿易戦争のリスク回避に終わりが見えた市場にもかかわらず、下落がとまりません。

 

ということもあり、さすがの中銀も本日「中銀は中立の立場で独立してます」と声明を出しました。

 

独立なら政策金利あげろよ!と市場は思っており、4月25日に発表される政策金利に期待が膨らんでいる状況です。

 

ただ、トルコ政府に逆らうととても怖い仕打ちをうけてしまう状況もあって、なかなか中銀も利上げに踏み切れていないので、どうなるか世界の注目が集まります。

(私が中銀でも、なんかしらの罰をうけるなら利上げしないかも、、と普通の人は思うので)

トルコリラ円 20円を切る

トルコリラの下落が全くとまりません。

 

2013年5月に出した56.51を高値に下降し続けているトルコリラですが、

米中貿易戦争のリスクヘッジに関係なく下落しております。

 

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本日の為替市場は主要通貨が貿易戦争リスクの回避に終わりを告げるかのように上昇しているなかトルコリラは下落してます。

 

支持率を上げる為には為替やトルコ経済は後回しにするエルドアン大統領がいる限り、上昇の兆しは見えてきません。

去年の選挙でギリギリ勝てたエルドアン大統領は今支持率を上げるのに必死になっており、支持率獲得の為に独裁的な政治をおこなっております。 

 

どこまで下がるのでしょうか?

 

大統領の去就に関わるイベントが発生するまで下落するとしたらトルコリラ円20円は下回ってきそうです。

 

もはやトルコリラに未来なし

トルコリラ下落がとまりません。

 

極度なインフレに悩まされているトルコリラですが、

エルドアン大統領が今月に入ってもさらに政策金利を下げるべきだと発言しているようです。

 

エルドアン大統領いわく、政策金利を下げることがインフレ低下につながるといっており金融学のセオリーとまったく逆の対策をおこなおうと中銀に圧力をかけ続けています。

 

トルコリラ下落の理由はこちら

 

自国の経済よりも自分の支持率ととらえられても仕方ありません。

 

この影響でトルコリラ下落の一途をたどっています。

売りを入れても非常に高いスワップポイントがすごくネックになる為、慎重な投資が必要です。

 

この影響もあり、2018年の2カ月間でトルコの輸出額より輸入額が明らかに増えてきました。2月までの2カ月でトルコの貿易赤字は148億ドルとなっております。

 

ついに良好だった経済も悪化しはじめております。

また中東に付きまとう問題も地政学リスクとなって下落に影響しております。

 

今年1月に最高値トルコリラ円で30.28円を記録してますが、

現在26.62と大幅下落

なんと12%も下落です

 

非常に危険な状況になってきました。