【成功の秘訣】心の奥深くまで信じ込む
信念は心の錬金術師である。
信念が思考と結合すると、もやもやした潜在意識が刺激されて洗剤能力が顕在化し、今まで思ってもみなかったことができるようになる。
信念、愛、そして性の衝動は、人間が保存している積極的感情の中でも最も強力なのもだ。
この3つが渾然と一体となったとき、潜在意識を揺り動かすアイデアが湧き上がってくるのである。それが転じて行動となり、それがまた無限の知性と感応してチャンスを呼び寄せる。
はじめに、「深層自己説得」は願望を肉体的あるいは物質的価値に転化することができる」という大前提について、わかりやすく説明しなければならないだろう。
つまり信念とは、深層自己説得によって潜在意識に繰り返し叩き込まれ、教え込まれることによって生ずる精神状態だということだ。
今あなたが思い描くもの、探し求めているものがあるとする、その目的が本当に探し求めているとしたら、その時あなたの潜在意識は、目的の方向にピタッと向きが合う。
そうすると、自信が湧いてきて、またそれが信念となり、あなたが願望を達成するためのはっきりとした計画を作成することができるようになる。
信念の定まらないままに目標や計画を作ったところで、なんの意味もないのである。
信念はまた、強い意志を持続させることができれば必ず強固なものにできる。
意志の力といっても、私の言う「意志」は、いかなる苦痛をともなうものではない。
ここでいう「意志」は「興味」という言葉に置き換えることもできる。
あなたの潜在意識に、繰り返し繰り返し命令し、自分のなすべきことを常に確認していくことが、信念を自発的に発展させる唯一の方法だ。
この意味は、人間が犯す罪を考えてみれば、いっそうわかりやすくなるだろう。
ある有名な犯罪学者が「最初、人間が罪を犯した場合、非常に嫌悪感にさいなまれて、そこから逃げようとあがくものだ。だが、そんな嫌悪感を何度も繰り返して罪を犯し続けると、それが次第に慣れっこになって、それほど苦痛を感じなくなってしまう。そして、やがては完全に犯罪のとりこになってしまう。つまり罪の意識が消滅してしまうのである。」と分析する。
このことは。人間の考えるという衝動が絶えず潜在意識に働きかけることによって、潜在意識の中のもやもやしたものがはっきりとした形になり、その人の心の資産として形成されることを意味している。
この点を先の犯罪学者は「感情によって支配された人間の思考は、信念と結合することによて、ただちに人間そのものの長所となり短所となりもする」とも言っている。
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つまり、自分の思いを繰り返し自分に信じ込ませることで目標が現実となるということですね。本気で成功した自分を思い込むことが大切と言っています。
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